機友会ニュースデジタル版第110 回①「2020年度機友会賞受賞者の方から受賞の感想いただきました」畑 和真さん

*機友会賞とは、立命館大学理工学部機械工学科とロボティクス学科において優秀な成績を修められ、機友会賞に値するものと認められた学生に贈られる賞です。受賞者には賞状と副賞が贈られます。今回は副賞としてポールスミスのネクタイが贈られました。

立命館大学大学院 理工学研究科 バイオメカニクス研究室 畑 和真

理工学研究科機械システム専攻機械工学コース修士課程1回生の畑 和真と申します.学部4年時には,理工学部機械工学科の山本憲隆教授のバイオメカニクス研究室に所属し,動物の腱の引裂強さ(しなやかさ)に関する研究を行っていました.現在も学部4年時に引き続き山本憲隆教授の指導の下,動物の腱のしなやかさについてより発展的な研究を行っています.

この度は,このような名誉ある機友会賞に選出していただき誠にありがとうございます.この賞は,切磋琢磨した友人,勉強で行き詰った時に教えていただいたり勉強法をアドバイスしてくださった先輩方,そして何より自分が納得するまで懇切丁寧に質問に答えてくださった先生方の支えがあったからこそ受賞できたことであると確信しております.心から感謝申し上げます.コロナ禍という未曽有の状況の中,卒業式ならびに学位授与式を開催するために準備してくださった大学関係者の皆様に深く感謝申し上げます.また,受賞にあたって文書掲載の機会をいただきましたので,これまでの取り組みについて紹介させていただきます.

学部時には,生協学生委員会に所属していました.生協学生員会では「生協組合員の生活をよりよいものにする」という目標のもと,組合員向けに様々な企画を準備・実施してきました.生協学生委員会の活動は,正課の学びとは直接関係するものではありませんが,企画書を作成したり,企画の参加者のアンケートを集計する作業を通じて,大学生や社会人には欠かせないパソコンスキルを培うことができたり,チームで1つの企画実施に向けて会議を重ねていくことを通じて,チームワークや協調性を培うことができたと思っております.

学部4年時に研究室に配属されてからは,前述の通り動物の腱の引裂強さに関する研究を行っています.私の研究を進めるためには,材料力学ならびに生体(とくに腱)に関する知識が必要で,研究室に配属された当初は,なかなか理解できない言葉が多々ありました.そのようなときには,山本先生ならびに先輩方,同期と議論をしていくことで,徐々に理解できるようになり,日々充実した研究活動を送ることができています.

大学院では,これまでに培ってきた知識やコミュニケーション能力を生かして, TA制度や,学部3年時から活動を続けている物理駆け込み寺講師の業務を通じて,昔の私のように勉強で行き詰っている学部生をサポートしたいと思っております.また,研究ではより高度な知識やプレゼンテーション能力が必要となると思いますが,機友会賞の名に恥じない結果が残せるように努力していきます.

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