2021年4月に着任された先生方を紹介します。今回は何 磊 助教です。

「新任のご挨拶」機械工学科 何磊 助教

初めまして、理工学部機械機械工学科材料強度学評価研究室(伊藤・何研)の何磊と申します。今年の4月から助教として着任しました。今後ともよろしくお願いいたします。

私は2012年から来日し、最初は研究生として広島大学大学院機械物理専攻材料強度研究室に入学しました。そのあともずっと広島大学で勉強していました。2018年9月に博士学位を取得し、同年10月より特別研究員を務めて、材料強度研究室にて研究を続けてました。2019年11月から今年の3月まで、名古屋大学大学院材料デザイン専攻構造形態制御工学研究室で博士研究員として働いていました。

グローバル化時代に、現代の学生に対しては、知識だけではなく、コミュニケーション能力や広い視野も非常に重要だと考えています。そこで、私は自ら考えることができ、積極的に知識を取り入れ、さらに団体精神も備えたグローバル学生を育てることを目標にしたいと思います。学園2030ビション実現に推進することに基づいて、自分の力を貢献したいと思っています。

「研究内容」

自分の出身の研究分野は金属疲労です。金属疲労とは材料に小さい繰り返し応力をかけて、最終破壊に至る現状です。私は博士課程後期に、構造物材料における変動荷重下の寿命予測手法に関する研究を行いました。立命館大学着任後研究しているのは材料の高温多軸疲労、クリープ特性評価です。その同時に、環境の影響も含めて考えます。

近年、人工知能(AI)に対して、すごく人気が湧きまして、多くのAI+材料開発や静的な力学特性の研究が発表されています。私も似ったテーマをやったことがありました。ただし、AI+高温多軸疲労や多軸クリープに関する論文が僅少です。私はAIを用いて金属材料の高温力学特性を予測することを期待しています。

今、私が行う予定の研究は、深層学習アルゴリズム(Deep learning AIの一つ種類)を用いて、クリープ損傷を受けた材料表裏部位に形成されたボイドを認識することです。この研究のモチベーションは、クリープ寿命予測精度を向上することを目指しています。

「学生へのメッセージ」

実際の生産生活の中に、機械や構造物の破壊破損がしばしば起きています。製鉄会社のデータにより、破壊事故の6-8割が繰り返し荷重による疲労損傷により発生していました。機械や構造物を作る材料の疲労強度や疲労破壊メカニズムを解明することは、安全生産に対してすごく大切なことです。機械系出身の学生に対して、多少の材料強度に関する知識を掌握することで、エンジニアを務める場合、機械設計を行う際に役立つと思います。

これからは、宜しくお願いいたします。

機友会ニュースデジタル版第114回 新任教員の紹介 何 磊 先生