機友会ニュースデジタル版第96回 内山 竜 氏(平成24年卒) 「業務紹介」

業務紹介

内山 竜 氏(平成24年卒)

2012年に立命館大学ロボティクス学科、生活支援メカトロニクス研究室を卒業しました、内山竜と申します。

現在はスズキ株式会社へ勤め、お客様へより良い製品をお届けできるよう精進しております。ここで、スズキ株式会社の紹介を簡単にさせていただきます。

スズキは軽自動車として知られていると思いますが、「四輪事業」「二輪事業」「マリン事業」の三事業を展開しています。

また、スズキ原点は、「機織り機メーカー」でした。その後、エンジン付き二輪車、日本発の軽自動車を発売しました。

そんなスズキの自動車づくりの始まりは、「スズライト」という車でした。当時の日本は貧しく、四輪車は大卒初任給10年分以上の値段がするもの、さらにスズキは二輪車で成功している最中で、四輪開発には反対の声もありました。それでもスズキは、いずれ四輪の時代が来るという先見の明と、少しでも値段の安い四輪車を作り、世の中を豊かにしたいという思いから、初の軽自動車となるスズライトを完成させました。その後も小さなクルマ作りを追求し、「小さなクルマ、大きな未来」という企業スローガンを掲げ、より多くの方々に良いクルマを届けられるよう、日々努めています。

現在、私はデジタルエンジニアリング部デジタル技術課という部署に所属しています。どのような業務を行っている部署かといいますと、デジタルツールを活用して、クルマづくりを効率化するということを目的としています。

部署の中にも様々なチームがありますが、私は主に、webページやカタログに使用されるCG画像/動画(一部)の作成や、VRを活用したクルマづくりのサポートを行っています。

VRとはバーチャルリアリティ(仮想現実)のことを指します。VR元年といわれた2016年からはや3年が経ちました。世界にも多く普及され、知らない人の方が少ないかもしれません。

VRというと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。PSVRやVRパーク、今では携帯があればVRを体験できるようになりました。

そんなVRがモノづくりの場でも活躍していることをご存じでしょうか。

VR活用の一例を紹介したいと思います。

パソコンでクルマの3Dデータを作成し、そのデータをVR上で見ることができます。実際にクルマはありませんが、自分の視点で、あたかもクルマがあるような感覚を体験できます。そうすることにより、クルマを作る前に、デザインや部品の組付け性などの評価をすることができます。

VRの技術が進歩すれば、試作車を作る必要がなくなったり、自宅にいながらVR上で車を選んで購入したりすることができる時代が来るかもしれません。

簡単ですが、以上で業務紹介とさせていただきます。

学生の皆様には、スズキ株式会社に少しでも興味を持っていただければ幸いです。

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